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1985年の流行語を見てみよう。 1985年は流行語が始まって第2回目。流行語はその年起きたことを反映していて面白いよね。 この年の新語部門金賞は「分衆」。日本社会の自信を表した新語だったんだよ。経済的絶頂期を目前にした日本人は、価値観が多様化・個性化・分散化して、従来の均一的なみんな女んじ的な発想ではなくなって、分衆が生まれたんだよね。でも、この言葉今ではすっかり通じなくなったよね。 銀賞は「パフォーマンス」。今ではいろんな場面で使われるパフォーマンスだけど、この年、日本社会党が「愛と知と力のパフォーマンス」って言葉を使って、世間にパフォーマンスという言葉が広がったのね。 銅賞は「NTT」。それまで国営だった日本電信電話公社(電電公社)は、1984年12月20日に成立した電電改革三法により民営化されNTT(日本電信電話株式会社)として再スタートしたんだよね。それまで、お国の事業だった通信事業が民営化されたことは驚きの出来事だったんだから。民営化されてなかったら、今ほど携帯文化が発展していなかったかもね。 1985年の新語部門表現賞は「キャバクラ」。キャバクラっていうのは、キャバレーとクラブの合成語なんだけど、キャバレーとクラブとキャバクラってどう違うのよ~。 さらに、表現賞には「言語戦略」と「ネバカ」も選ばれたんだよね。 ネバカっていうのは、女子大生のオールナイターズや女子高生のおニャン子クラブがブームとなった世相を批判した言葉で、おだてられて舞い上がっている若い女の子たちを指摘した「根っからのバカ」の略語です。おバカキャラが人気の現代から見ると何が悪いのかわかんないよね。 そして、流行語部門金賞は「イッキ!イッキ!」、銀賞は「トラキチ」、銅賞は「角抜き」 当時はお酒を一気にごくごくと飲むことが流行したんだよね。その時の掛け声が「イッキ!イッキ!」。とんねるずが歌にも歌ったよね。このころには、一気飲みで急性アルコール中毒で救急車を呼ぶ人も出たりして大変だったよね。 トラキチは21年ぶりの優勝をした阪神タイガースの熱狂的なファンのことを言ったよね。ハッピ、メガホン、帽子の三点セットがトラキチの必需品。なんか大阪が元気だったよね。 大衆賞には「私はコレで会社をやめました」。禁煙パイポのCMが注目されたんだよね。最初の人は禁煙パイポをもって「私はコレでたばこをやめました」、次の人も同じように「たばこをやめました」、そして、三人目は小指を立てて「私はコレで会社をやめました」ってオチ。終身雇用制が当たり前の時代、会社を辞めることは今とは比べ物にならないぐらい人生を狂わす出来事だったんだよ。それを笑いにしてしまったこのCMはすごかった。 もう一つの大衆賞は「投げたらアカン」、特別賞は「100ドルショッピング」、特別語録賞は「愛しているからツラいのよ」、特別功労賞はテレビ番組「おれたち、ひょうきん族」から飛び出した各種の流行語だったんだよ。 ひょうきん族からはたくさんの流行語が生まれたよね。今もお笑いは人気だけど、あの頃、お笑いブームで飛び出してきた芸人さんたちが集まったひょうきん族は面白かったな。それまで大好きだったドリフを振っちゃったもんね。
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